少年マガジン 2017年8号(2017.1.25発売)(読切り『五等分の花嫁』掲載号)
実は『五等分の花嫁』は最初は連載ではなかったのです。ファンの間では0巻の存在から周知の話ですが、最初は一話読切りの作品として少年マガジンに掲載されたのです。
それがこの少年マガジン 2017年8号です。
『煉獄のカルマ』が10万部といまいち伸びがない結果に終わり、次に書いた読切りの 『ヴァンパイアキラー』も全体的にはぼやけた感じのする仕上がりだった気がします。
『五等分の花嫁』の読切りは連載につながる作品にしたいという気持ちがあったのではないでしょうか?
内容も連載の第1話とほぼ一緒です。だから風太郎の家庭教師のバイトの相手は「五つ子」だった、と風太郎が五つ子と初めて会った日の事をお嫁さんになる5人の誰かと話しているシーンで終わる訳です。
こんなのどう考えたって連載の1話ですよねw
読者からは続きが読みたいという声が出てきて当たり前だと思います。
結果的に見事、多くの読者からの声を受け少年マガジンは『五等分の花嫁』の連載を決定する訳です。劇的ですね。
なのでこの少年マガジン 2017年8号は深い意味を持った記念すべき号だと思っています。
五等分の花嫁のBDまたはDVDの1巻の初回盤の特典に『五等分の花嫁0巻』というモノがあります。
これはまさにこのマガジンに掲載された読み切り『五等分の花嫁』がそのまま単行本サイズの小冊子になったもので、現在ネットのフリマやオークションで異常な高騰を見せています。
実際は五等分の花嫁のDVD1巻の封入特典でしたからDVD1巻丸ごとで8,000円弱の商品だったのが、現在のフリマやオークションではこの0巻のみで23,000円~25,000円で取り引きをされています。
しかし私としては0巻よりも少年マガジン 2017年8号の方が周りのマンガなども当時の状態を示していたりしてリアルに感じて価値を感じるんですが。
それにしても高すぎですね。
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